Try! 朗読

一本調子の朗読にならないように…
?ワンポイント・朗読のコツ?

声優になりきって、好きな童話や小説を読んで作品にしたり……
離れて住む家族へボイス・レターを送ったり……
老人ホームに読み聞かせを寄贈したり……
あなたが声に出して読みたいものを、より表現豊かで聞き応えある作品にするための基本をご紹介します。

Exercise1

大きな空、小さな虫

聴いている人とサイズを共感できるように言ってみてください。
強調する、声の高さを変える、といった工夫で言葉に表情が加わります。

同様に

赤い果実、黄色いつぼみ、白い花びら

この練習で色彩や形状の対比を表現してみてください。
聴いた人のまぶたには、映像が見えてくるでしょうか。

さあ、表情がつけられるようになりましたか? ではバリエーションです。

真っ黒でいっぱいのカラスの群れ

自分がイメージした色や量、質感などを声色で伝えられましたか?

Exercise2

あの道、その道、この道

位置や距離感の表現です。
遠くにあるもの、近くにあるものを対比させて言ってみてください。
聴く人に奥行きのイメージが伝わったでしょうか。

「山のてっぺんから降りてきた」「向こう側へ行こう」

近づいて来る、遠のいていく、という臨場感を共有できましたか?

口をはっきり開けて、ご自身の声に注意深く発音することを忘れずに。
これで少し慣れましたら、お手持ちの本の一節などを表現しながら読んでみてください。